ドローンのスクールは乱立しています。また、複数資格があるためにどれを取得するの良いのか複雑化しています。今回は、DPA認定のスクールを卒業した私が、どのような観点からDPA認定校を選んだのかをその他のスクールと比較していきます。
私がDPAを選んだ理由
”資格を取得したのちに、事業に繋げていきたいと考えたから”です。
では、その他のスクールではドローン事業に繋げることができないのか。事実として、その他の資格でも事業に繋げる事はできます。では、どのような違いが出てくるのでしょうか?
まず先に結論から、どのドローンスクールがいいのか
結論
ドローン操縦スキルの中でも、”点検”や”空撮”などのプラスアルファスキルを身に付ける事ができるスクールを選ぶべし!!
では、代表的な3つDPA・JUIDA・DJI CAMPを比較していきたいと思います。それぞれの個性があり、身につけられる技能や知見が少し異なるので、どのドローンスクールがいいのか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
こんな方におすすめ
- ドローンスクールをどこにしようか悩んでいる方
- ドローンスクールに行く必要があるのかと考えている方
- ドローンで事業を展開していきたい・ドローンを仕事で活用する方
ドローンスクールとは?
ドローンスクールとは、文字通り”ドローンについてを学ぶ場”です。車の教習所をイメージするとわかりやすいと思います。教習所では、車の走行における最低限の技術と道路交通法・その他の法律を学ぶことによって、免許を取得します。
同様に、ドローンスクールでは以下のようなことを行います。
ドローンスクール受講概要
- ドローンの飛行技術を実技形式で身に付ける
- 座学でドローンを飛行させる際に必要な法律や規制についてを学ぶ
- 学んだことをテスト形式でアウトプットする
期間としては、2-5日間でドローンについての知識を徹底的に学んでいきます。
ドローンスクールの目的
ドローンによる事故(国土交通省による無人航空機による事故トラブル一覧)が起きてから、国の規制が厳しくなってきました。ドローンを飛行させる際の必要最低限の技術があるだけでは、飛行することができなくなってきているのが現状です。
ドローンについての法規制やどのような空域で飛行可能・禁止なのかどうかを理解している必要があります。より正確な情報を素早く取得するためには、ドローンスクールに通うことが最適です。実際に、ドローンスクールでは、ドローンについての技術を身につけるだけではなく、座学で"航空法・電波法、その他の規制やドローンにまつわる基本的に知識"を身に付けることができます。
ドローンの飛行禁止空域や法令についての詳細は以下の記事にまとめてあります。
-
ドローン飛行可能空域・禁止空域とは | 許可必要なのどこ?
続きを見る
ドローンパイロットの需要拡大?
ドローンによる市場規模2021年の2401億円から2025年には6427億円(267%の成長率)と拡大すると予想されています。
現在のドローンを活用したビジネスとして挙げられるのは、
- 空撮
ドラマ・映画撮影、プロモーションビデオなど。今では、Youtuberも映像として映えるために活用しているクリエイターも多く存在します。
有名なYoutuberでは、フィッシャーズが公園でドローンから逃走するというような活用をしています。
- 農業
農業では、以前から農業用のヘリコプターなどを活用して農薬散布を行なっています。農業において、農業従事者の高齢化ということからも農業においてのドローンは活用チャンスが多々あります。
- 点検
今後、ドローンを活用した点検作業の需要は今まで以上に、拡大します。例えば、太陽光発電のパネル点検・高所での点検など、人が確認しにいくまでコストがかかる事に関しての点検作業がドローンに代替される将来が想像されます。
- 外壁調査
上記の点検と似ていますが、マンションや高層ビルの外壁調査はドローンの活用メリットが多々あります。ドローンに赤外線モニターを搭載させる事によって、外壁のひび割れなどを点検することができます。
記載した分野のみならず今後、ドローンが活用される分野に物流があります。現在は、規制が厳しいですが、地方での活用岐路があると考えられています。ドローンによる事業をどのように展開していくのかどうかは、分野ごとの市場を分解して必要があります。
上記のことから、ドローン操縦士輩出、即ち、ドローンスクールが乱立しています。
答えは、”Yes”です。
ドローンを操縦することができる人が世の中に沢山輩出されるということを念頭に置くとドローンの操縦スキルに加えて、以下のことが求められます。
- 複数の技術が求められる
- ドローンと掛け合わせた技能や知見が求められる
このことは東洋経済ONLINEでも、記事になっています。気になった方は、"ドローンスクール 乱立"などで調べてみてください。
ドローンの市場は、2025年に向けて確実に成長していきます。空撮(テレビやドラマ撮影など)・農業(農薬分布)では従来からドローンを活用しています。一方、規制が厳しくなっているという現状から、大手企業はドローンを活用する事によるビジネスの新規参入を躊躇っています。裏を返してみると、個人での力がこの分野では、現状"独占上"になっていると捉えてもいいかもしれません。
だからこそ、ドローンを操縦するスキルに加えたプラスアルファのスキルを身に付けることが、ドローン市場で勝ち進んでいく大きな鍵となるかもしれません。
スキルによってスクールを決める必要があるかもしれないですね。
ドローンスクール比較
3つドローンスクールについて、比較してみます。
DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)
私は、DPA認定のスクールに通いました。なぜこのDPAにしたのか。理由はシンプルです。
なぜDPA認定校にしたのか
信頼感がある・将来の収益化を目指せそう
DPA認定スクールは2016年(平成28年)6月15日に設立した一般社団法人で、ドローン航空業界の安全確保につとめ当該技術・知識の普及と諸般の研究調査を行い、ドローンの健全な発展を促進を目的としています。
特徴
飛行スキル取得に注力しているという点です。基礎的な飛行についてのみならず、以下のようなコースも用意しています。
オプションコース
- 外壁調査コース
座学:赤外線についての知識や調査レポートの作成方法
実技:DJIのマトリスという機体を使い、郊外で実地訓練
- 屋根点検コース
座学:屋根点検のポイント、カメラ基礎、レポート作成
実技:上空からの屋根撮影を実地訓練
- 空撮コース
座学:カメラの基礎、DJI GO4によるカメラ設定から撮影用の飛行方法について学習
実技:郊外での飛行・撮影方法の操作訓練
実際に、仕事として行うような業務について基本から学ぶことができます。このことによって、プロの方から教わった且つ経験をしたという証拠になるために、事業を展開していく上での信頼感を獲得することができます。
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業復興協議会)
JUIDAは私が初めて知ったドローンスクールです。
JUIDA認定スクールは日本初のスクールで、2014年7月に設立した一般社団法人です。日本の無人航空機を含む次世代移動システム産業の振興を目的としています。認定校は100を超え、知名度どもに知れ渡っています。
特徴
座学をメインとして行うために、ドローンに係る事に関して徹底して学ぶことができます。
DJI CAMP
DJI CAMPは無人航空機などの最大手であるDJIが主催している認定資格制度。
DJIスペシャリスト・インストラクター・マスターと3つの資格がある。
マルチコプターの正しい知識、正しい操縦方法、そして飛行モラルを習得しているかを評価する。この資格は、DJIの機体のみに適応されます。
特徴
DJI Japanのプロの方が教官として、担当するために、DJIの機体への理解を深めることができます。
ドローンスクールを紹介しましたが、比較表からみていきたいと思います。費用や期間がそれぞれ異なります。また、オプションでの料金については、別途かかります。
価格 | 期間 | 受講者数 | |
DPA | 270,000円〜300,000円(別途追加費用あり) | 最短2日〜5日 | 5,000人超 |
JUIDA | 150,000円〜300,000円(別途追加費用あり) | 最短2日〜5日 | 15,000人超 |
DJI CAMP | 55,000〜110,000円(別途追加費用あり) | 最短2日〜5日 | 詳細は不明 |
ドローンスクールの選び方
ここまで、ドローンスクールの違いについてみてきました。最後に、どのように選ぶかどうかを一言でまとめていきます。(独断と偏見)
どこのドローンスクールがいいのかは
ポイント
長期的に考えた際に、事業として展開していきたい人はドローンの資格を取得する意義がある。 byそらさく:ブログ管理者