この記事を読まれている方は、TOEICのスコアを伸ばしたいというモチベーションはかなり高い皆様だと想像します。
なぜならば、"TOEIC スコアアップ"などと検索しているからです。
スコアを伸ばしたい!・普段勉強しているけど、違った角度の情報が必要!
この時点で、スタートラインに、いや、もう走り始められています。あとは、取り組み方と考え方にちょっとした工夫があれば、伸びていくと思います!!
ここから、実際に詳細についてみていきたいと思います。 その前に、ちょっとしたストーリーにお付き合いください。
ちょっとしたストーリー
TOEIC受験を何度かしても、なかなか点数が上がらない。
勉強しているのに、なぜかTOEICのスコアが上がらない。何をすべきかどうかわからない。
そのような低迷期は、もしかしたら訪れるかもしれません。
あるところまでは、順調だったのに。。。
私自身も、このような時期が訪れました。 そして、インターネットで調べて調べて。自分に合ったものがなかなか見つかりませんでした。
あるとき、状況は一変しました。というよりも、徐々に変化することができたという表現が正しいかもしれません。
今日や明日で、単語を10000語暗記できません。天才ならできるかもしれませんが。 飛躍的には変わりませんでしたが、スコアアップしました。
5つの行動をすることによって、その状態を克服することができるかもしれません。
すでに行っている方もそうでない方も改めてこれらのことについて、考えてみてください。
5つの行動
- TOEICをとりあえず受ける
- アメビを徹底的に分析しない
- 負荷をかける - 倍速で聞く/ 時間を短くする
- 改めて文法を徹底的に見直す
- 音読する - 何度も何度も -
TOEICをとりあえず受ける
いや、受けているよ。と思われた方。それでOKです。 申し込みをしましょう。
最近のTOEIC受験費用は、年々高くなってきました。 私が初めて受験した時は、5000円くらいで受験することができました。
何が言いたいのかというと、受験費用が高いから手を抜いたらもったいないという心理をうまく活用するということです。
もしかすると、このように感じないかもしれません。しかし、実際高いのではないでしょうか。
勉強しなければならない状況を自分自身で作り出しましょう。勉強環境を整えることも、TOEICのスコアを伸ばす上で重要になってきます。なので、悩んでいる方は、まずは申し込みをして自分で勉強しなければならない環境に身を置きましょう。
アメビを徹底的に分析しない
TOEICの受験をしたら必ず受験終了後に送られてくるのが、アメビです。
これをどのくらいみているでしょうか。partごとに正解率が記載されているでしょうか?
いいえ。このアメビからは、詳細を分析することができません。 しかし、このアメビから自分の弱点の概要を把握することができます。
リスニング・リーディング毎にみていきましょう。ただし、この分析に10分も20分もかける必要はないです。5分あれば把握することができると思います。
アメビ - リスニング編 -
①、③、⑤では、Part1.2。②、④では、Part3.4。
それぞれ問われる能力に関しての数値が算出されていると思われるので、どのくらい数値があるのかどうか、さっと確認してみてください。
アメビ - リーディング編 -
主に、⑤はPart5.6。①、②、③、④はPart7。
それぞれ問われる能力に関しての数値が算出されていると思われるので、どのくらい数値があるのかどうか、さっと確認してみてください。
このアメビからはリスニングやリーディングで、それぞれどのPartが弱点か概要を把握することはできますが、詳細は分かりません。
さっと、自分の弱点だと思われる概要をここから読み取って、勉強に取り組んでください。
負荷をかける - 倍速で聞く/ 時間を短くする -
普段している勉強法では、伸びなくなってしまう時期がどうしてもあります。
ちょっとした工夫を加えることによって、見え方が変わってくるかもしれません。
それは、負荷をかけて勉強するということです。
導入するのが”高地トレーニング”です。 名前の通り、高山トレーニングです。 その手法がTOEIC の勉強に取り入れる前から効果的だと強く考えました。
なぜならば、プロの選手がこのトレーニング方法を活用しているからです。
例えば、 北島康介選手 : アテネ・北京五輪100.200m金メダリスト 高橋尚子 : 女子マラソン金メダリスト
上記のように、プロの選手は高地トレーニングを練習の一環に取り入れて、プロとして成功しています。
高地トレーニング
人間が有する環境へ柔軟な適応能力を用いて運動能力を向上させるトレーニングです。低圧、低酸素などと、酸素を体に取り入れにくい環境となります。
その分、普段の練習よりも効果のあるトレーニングが可能となります。 下記がメリット・デメリットです。
メリット・デメリット
メリット :持久力の向上・酸素を運ぶ力、消費する力の向上
デメリット :身体への負担
ここまで読んでくださった方は、”んん??”思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ここからは、なぜTOEIC の勉強に高地トレーニングを取り入れることが効果的なのかを実体験を交えて共有できればと思います。
高地トレーニング - リスニング編 -
リスニングでの高地トレーニングは、とてもシンプルです。
普段、1倍速でListening の勉強をしているならば、1.5 or 2倍速でListeningをすることです。
何故か、 1.5 or 2倍速で聞き取る事に慣れれば、実際の試験は1倍速なので、ゆっくりに聞こえてきます。
すると、 会話の流れをしっかりと把握し、その先を予想する ”ゆとり” が生まれてきます。
私はこの方法を取り入れ、Listening のスコアを420→490 とスコアを伸ばすことができました。 当然、その他の要因もありますが、この勉強方法を取り入れてから ”ゆとり” が生まれました。
以上のことから、Listening を勉強する際、 “倍速” で勉強することで効率的・効果的に学習することができるようになると思います!
高地トレーニング - リーディング編 -
Listening の場合は、倍速で聞くことが効果的だと上記で共有させて頂きました。
実際に、スコアを伸ばせたので、私は効果的だと考えました。 では、Reading の場合はどう活用するか。2つあります。
ポイント
- 難易度の高い問題集の活用
- 模試を解く時間の短縮
普段よりも難易度の高い問題に挑む
これは文字通りです。 難しい、癖のある問題を解く事で、実際のテストでは焦る事なく対応することができると思われます。
下記の2つ問題集は少し癖があり、難しく設定されていると考えました。主観も混じっているので参考程度に。
TOEIC L&Rテスト思考の模試600問
TOEIC L&Rテスト990点攻略
これは主観の塊なので、各々難しいと感じる問題集を見つけることを強くお勧めします。
模試を解く時間の短縮
Reading の時間は、75分です。
私は、高山トレーニングという言葉、活用法を知ってから、時間を縮めることが1つの対策だと考えました。自分で、模試を解く時、75分ではなく時間を少しでも短くセットして取り組んでみましょう。
例えば、75分→65分にすることにより、普段以上にプレッシャーがかかります。これに慣れることで、本番でハイパフォーマンスを発揮できました。
実際に、取り入れた時は解き終わりませんでした。85問目までしか、解けませんでした。ただ、続けることで、65分で解けるようになりました。
また、この時間で終わらせるには、どうするべきかどうか?なども考えるようになるために、副次的効果があります。
私の場合は以下のように考えて行動しました。
Part5,6の解答時間をどのくらいまで、縮めることができるか?
→文法問題をとにかくひたすら解いて、”瞬間的に解答できるようにしよう”と考えるようになる。
本番でも”ゆとり”を持って挑むことができるようになりました。
改めて文法を徹底的に見直す
改めて、文法問題でどのくらい時間を割いているのかを確認しましょう。
Part5・6で20分30分かけてしまうと、Part7の文章を全て解き切るのは至難の技です。
理想は、15分以内にPart5・6を終えることです。このためには、何度も文法の問題に取り組んで、素早く解答を導き出せるように鍛える必要があります。
Part5・6で正確でスピーディに解けるようになると、自分の今までのスコアを越えられるかもしれません。
ここで活用するのをオススメしているのが、”文法問題出る1000”です。
とにかく、何周も何周もしているうちに、自分の弱点がわかってきます。
また、弱点を克服するように間違えた問題・分野を重点的に解き直すようにしましょう。
文法は、とにかく短期間で重点的に行いましょう。
音読する - 何度も何度も -
普段、音読をしていない方は、音読をすることで、様々な刺激があるために、とてもおすすめです。
可能な限り感覚器官を使うことで効率的に覚えることができます。
そして、私は単語を見て声に出して、耳で聞く。
ここにたどり着きました。
単語をただ見る👀のではなく、見て声に出して、それを耳👂で聞く。更に頭の中でイメージをする。
音読は、文字を目で見る・口の筋肉を使う・耳で聞くと身体の複数の部位を刺激することができます。
音読をする時には、いくつか取り入れたいポイントがあります。これは、リスニング・リーディングともに活用できます。
ポイント
- 同じ文章を何度も繰り返し練習
同じ文章をなるべく何回も活用しましょう。また、その際に、1回目よりも2回目とどんどんとスピードを早めていきましょう。
- 音を事前に聞く
リスニングの問題で音読を行う場合、音声を何度も聞いて、真似しましょう。自分の発音と音声の発音を似せることができるようになると、聞いた時に、不思議と聞こえるようになってきます。
- イントネーション (リスニング対策)
文章に緩急をつけて読むようにすると、どこが大切な部分なのかもなんとなくわかるようになってきます。全てを聞き取る必要はありません。少し強調したり、ゆっくり話しているなと思ったところが意外と答えになります。
ここまで、5つの観点からみてきました。
TOEICは自分にあったやり方を見出した上で、勉強する時間を増やせばスコアを短期間で向上させることは可能だと思います。
しかし、その”自分にあったやり方”を見出すには、時間がかかります。様々なやり方を取り入れて、日々前身していきましょう!!