TOEICを勉強していると、"パターン"が存在していることに気が付きます。これは、TOEICでよく起きる事象であり、TOEIC独特の世界観です。
これを知っていると、解答率がアップすると思います。また、臨機応変に問題に対応できるようになります。
ただし、これを知るにはある程度、TOEICの問題数をこなしていく必要があります。すぐに身に付けられるようなことでないですが、知っているとスコアアップを狙えます。ですので、今回は、TOEICのスコアをどうしても伸ばしたい方、この記事から得られることはあると思います。
このことを知って私自身は最低でも50点スコアアップすることができました。
何から・どこからTOEICの世界観についての情報を得ることができるのか?この観点からみていきたいと思います。
TOEICの世界観をどのように知るのか?
私自身、参考書からこのパターンを見つけました。
パターンが記載されているオススメの参考書を2つ紹介します。
TOEICの世界観を知る - 金のフレーズ -
みなさんご存知の金のフレーズです。
この参考書は、TOEICを初めて受験する方・どのような単語がTOEICに出題されるのかを知ることができる単語帳です。
金のフレーズを、すでに活用している方は見覚えのある並びかもしれません。いかが、金のフレーズのページ参考例です。
左ページ | 右ページ | |
日本語/英語短い文章 | 単語・意味・発音記号 | 備考欄 |
レポートを提出するのを忘れないでね。 Don't forget to ...... a report |
submit
提出する səbmɪt |
提出するには、submitの他に、hand in / turn inなどがある。前者は、手渡し。後者は、不要物・相手が団体の場合使用。 |
金のフレーズの特徴
- スコア別に単語が記載されている - 600 / 700 / 800別単語 -
- 短いセンテンスに英語が記載されている
- TOEICでは、”〇〇ということがよくある”という世界観が記載されている
最後の特徴は、金のフレーズ独特の特徴です。この特徴から、私はとてもお気に入りの一冊です。使い始めた当初は、単語を暗記することに必死だったために、このようなことが記載されていることにすら気づきませんでした。ですが、何周かしているうちに余裕が出てきて、備考欄も見るようになりました。
例えば、以下のようなことが記載されています。
参考
TOEICの世界では、ブラック企業が存在しません・通行禁止の理由は〇〇・予約をキャンセルする理由は〇〇
ここから言えることは、金のフレーズは何周もすることによって、その他の情報を得ることができるということです。
長い道のりかもしれませんが、その経験を積んだ人が得られる情報でもあります。少しづつでも積み重ねて、備考欄まで読破して、情報をインプットできるようにすることが、この金のフレーズの使い方のオススメです。
私は、900点台のスコアを取得しましたが、使っている単語帳は"金のフレーズ"一冊のみです。
スコアアップを狙っている人は、この金のフレーズからTOEICの世界観を吸収できるように、ボロボロになるくらい使い続けましょう!!
TOEICの世界観を知る - 公式問題集 -
これも同様に使っているかもしれませんが、"公式問題集"です。
ここからは、どのように情報を吸収していくのでしょうか。
公式問題集の特徴
- 本番さながらの問題を解くことができる
- 採点することで、自分のスコアを知ることができる
- ”〇〇ということがよくある”という世界観を解答などから知ることができる
公式問題集から、世界観・パターンを見出すには問題数をこなしていく必要があります。
公式の問題集をいくつか解いていると、"おっ!またこのパターンだ!"と気づけるようになってきます。
このことから言えることは、TOEICの問題にはテンプレートのようなものが存在しているということです。
問題製作者側の立場に立って考えると、
”以前使った問題を引っ張ってきて、それを少し変更すること”はあり得る話だと思います。
なので、問題数をいくつかこなして、どういったパターンがあるのかを身に付けましょう。
私が見つけたTOEICの世界観
TOEIC世界観 - 解答に繋がる? -
- 道路が通れない
これは頻出だと思います。大抵の場合は、工事(during maintenance work/ due to construction)やイベントが起きています。リスニングPart2,3で見かけます。いくつかパターンはありますが、道路が通れない系は知っておいてもいいかもしれません。
- 映画やフライト
昨日の映画は?この前の旅行・フライトは?といった問題もよく出題されます。大抵の場合、見れなかったケース・飛行機に乗れなかったケースがあります。もちろん、面白かった!人生初めてだった!などの解答もありますが、私が問題を解いてきた中で多かったのは、上記のケースがよくありました。
- 何かの予約
予約に関してですが、キャンセルされる場合が多いと思います。この場合は、突然のキャンセル・リスケしてください、などが挙げられます。
これらは、私が自分自身で見つけて感じたことです。変わる可能性もあり、不確実性が多いです。参考程度にしてみてください。
TOEIC世界観 - 解答には繋がらない? -
- TOEICには、長時間労働などを強いるブラック企業は存在しない
TOEICの世界では、体調が悪くなったりする要因は、風邪や運動不足である。終電ギリギリまで働かされている労働者は存在しない。
- 売り上げが伸び悩むことはあるが、常に明るい兆しがある
TOEICの世界では、たとえ悪い状況だとしても、どうにか明るい要素で完結させる。
文章構成的にも、現在Aという状況であることは、間違えないが、Bという明るい兆しがある。
のように、逆説の文章が多々見受けられる。
これらのことは、世の中が変化するのと同様に、TOEICの世界でも状況は変わるかもしれません。しかし、架空の世界で、試験なので、TOEICの世界はとてもホワイトな世界であることに変わりはないと思います。
早く、新型コロナウイルスによる影響が減少して、今まで通りの世界が戻ってくることを祈っています。私は、早く海外旅行に行きたいです。
TOEIC対策 - 世界観を知った後には -
ここまで、TOEICの世界観についてみてきました。参考書をうまく使いこなすことによって、TOEICの世界観を吸収することができるということが少しでも理解できたかと思います。
その他の資格勉強や物事身に付ける際には、切っても切れないことが、"とにかくやり続ける"ということです。
1日2日で、TOEICのスコアが100点,200点上昇したら受講者の平均点は、700点くらいはいくのではないでしょうか。
ただし、やり方次第では、1日2日でスコアが変化すると思っています。それは、体調管理です。
TOEICの時間は2時間です。この時間ずっと集中し続けることは、とても難しいことだと思います。
だからこそ、最低でも体調を管理すること・ベストなコンディションでTOEICの試験に挑めるように、自分の身体のメンテナンスはしっかりと行いましょう。仮に、TOEICの世界観を知ったとしても、試験中に眠くなって、問題に集中することができなかったとしたら、本末転倒です。
仕事やその他の用事でそうしても、前日まで忙しいという方は、以下のことを試験中に行うことをオススメします。
試験中に行うオススメの行動
分からない・問題文が頭に入ってこないと思った時に、一旦落ち着くために、ペンを机に置きます。その後、深呼吸を2,3回します。これにかかる時間は、約20秒です。試験の時間は限られていますが、頭に少しの休息を与えます。そのことによって、頭が少しリフレッシュされるので、詰まっていた問題に対しても、違った角度からアプローチできるかもしれません。
TOEICは、ある程度時間数を注ぐと"コツ"を掴んできます。まずは、土台作りから励みましょう!!